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​海外旅行の記録

あこさんの

2019/08/14


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最初の予定がMETだったので、10:30開場に合わせて、ゆっくり朝食。MET近辺のデリも候補だったんだけど、ホテルの朝食も美味しいってネットに書いてあったので行ってみました。うん。美味しかった。 美味しかったけどさ。「朝食って世界各国どこでも美味しい」って思うんですよね。どこでも食事が不味くてこの国ではもう食事しなくても良いや…とか思ってる国でも朝食は美味しい。私の旅行は特にエンタメのスケジュールに振り回されがちなので、朝食はちゃんと食べて最悪、昼食・夕食は食べなくても良い生活をしてます。今回の旅行はままんが一緒なのでそういうことはしませんがねw。

今回食べたのも、2egg any style とヨーグルトと珈琲・オレンジジュースだったんですけど、ヨーグルトもグラノラやベリーがたくさん入ってて美味しかったし、サニーサイドアップの焼き具合が絶妙で美味美味。ま。ここに訪ねて来てもう一度…って感じでは無いですけどw。またホテルに泊まる機会があったらぜひ。

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お腹一杯になったところで。 Metropolitan Museum に行きました。NYはほんと何回来てるか解らないくらい何度も行ってるんですが、なんとMET初めてなんです。(;^ω^)

セントラルパークのMETがある辺りまで行くとつい逆側の自然史博物館へ行ってしまう厨でした。はい。Banana Fish勢なんです。鯨が見たくてw。この辺りだとあと、Guggenheim Museum の美しい建築に吸い寄せられてたってのもあります。(METよりももう少しアッパーにグッゲンハイムはあります。トランスフォーマーに出て来ましたよねw)ちなみに…グッゲンハイム…年々展示物がへなちょこになってきてて(個人比)おそらくもう行かない。いや。あそこ行くならMET行く。

​そう。そう心に決めるくらい良かった。MET。良かったしね。時間無さ過ぎた。次の予定もあって、開館と同時に入場したんですけど、半日くらいしか見れなかったんですよね。とりあえずヨーロッパアート行くでしょ!とか思って直行しようとしたら、行く途中、ピカソの青の時代とかゴーギャンとか「はい?!」って思う位凄いのが出て来て、なかなか目的の場所に行けないw。なんか時代を遡る感じで見る羽目に陥っちゃったんですが、アート好きにはたまらんすよ。ここは…。


CGやってると、今注目の絵はね。なんと言ってもフランス古典後期の絵画なんですよ。

物理計算ってみなさん、ニュートンを思い出すかもしれないですけど、光の法則にも数値があって、今、そこが熱いんですw。蠟燭の光を絞った絵とか、コンピューターに光の計算をさせると特に調整した訳ではないのに油絵のように絵が仕上がるんです。これはこれらの絵画がどれだけ正確に描かれているかの証拠になってるんですがね。ハイライトの入れ方とか、様々な物体の光の透過の仕方とか、本当に見事で溜息が出る。でもね。日本にあんま来ないし所蔵も少ないんですよね。日本人、有名人好きなのでw技術とかそういうのを置いといて名前で絵を見るのでね。(苦笑)

なので海外に行ってそういうのの所蔵があったら、まず見るようにしてるんですがね。してるんですが。私も日本人なので。(;^ω^) 有名なのあるとやっぱり「わぁっ♡」ってテンション上がって先に進まなくなる。ダメよねーw。結局午前中ではヨーロッパ絵画まで行きつきませんでしたw。ま。また来ます。

​ローマの彫刻エリアも凄く良かった。もっとゆっくり見たかった。とほほ。考える人のあんなにでかいの初めて見たよ。日本にも西洋美術館にあるんですが、びっくりするくらい小さいw。いや。何個もあるの知ってるけどさ。そして大きさが問題じゃないってのも知ってるけどさ。

本日のマチネは「Dea Evan Hansen」

水曜日のしかもマチネなのでセカンドキャストだったんですが、それでも凄く良かったです。 まず。席。最前列。いや。これ。良くないんです。舞台が高い上に、ものっ凄い近いのでまぁ観えない。(苦笑)近いが故の発見とかあって、それはそれで面白かったですがね。劇場が余り広くないので客席ぎゅうぎゅうだったんですよね。前もなんですが横も。パネルを多用した美術なんでサイドからだと、文字も見えない気がするんですが…。これどうなんだw?まぁ。それだけお客の数が多いってことなんで嬉しい悲鳴なんですかねぇ。

2017年のトニー賞受賞作品です。

もうね。最初の曲からして素晴らしくて。掴みはおっけ…じゃないですけどw、Evanのスポーンと抜けるハイトーンボイスにぞわっとしました。高校生の役なので、高い声の設定なのかもしれません。

​最前列だったので解ったんですが、話がいろいろ複雑なことになってお母さんにEvanがカミングアウトするシーンがあるんですが、そこからずっと…最後までずっと…(30分位あるんじゃない?)Evan役の彼、泣いてました。本当に。本物の涙。舞台で泣くってどうよ?ってちょっと思うんですけどね。

私は最前列だったので解ったんですが、客席広いし後ろの方の人には届かないじゃないですか。次のシーンに大笑いするシーンが来るかもしれないのに、鼻の頭、真っ赤にして泣いちゃったら繋がらないしね…どうなんだろう?って少し思うんですが。いや。まぁ。それだけ心に響く話なんで許すw。

典型的なブロードウェイミュージカルで歌と歌の間にドラマががっつり入るタイプ。

私、このブロードウェイタイプのミュージカルが余り好きじゃなくて、歌で繋いでゆくようなロンドンミュージカルが基本的に好きなんです。ブロードウェイタイプのミュージカルで好きなのはめちゃめちゃ古いんですが、コーラスライン位。あ。ウエストサイドも好きか…。いや。そうそう。あとね。ブロードウェイタイプはラストハッピーに終わるってのも特徴的ですよね。本作はほろ苦ですけど、なんとなーく「まぁ。良いかねー…」って感じ。で。私の苦手なブロードウェイタイプの作品であるにも関わらず、凄く良かったです。もともとファミリードラマ・スクールドラマはアメリカの得意とする分野だからかな…なんかこういうのありそう…って言うリアルな感覚と、いろんな辛い人間関係が絡まって胸が痛くなるタイプ。ぐっ。

美術も(最前列だったので堪能したわけじゃないんですがw)面白いし綺麗。LEDパネルを多用した美術。ツィートが流れたり、文字ベースなので映像としてはそんなに難易度高いわけじゃないんですが、文字は読めないとダメなわけで…どの位で出力してるんだろう…。結構、細かい文字流してたんですが。4K位かなぁ…縦は10K位出してたりして。(;^ω^)

日本は未上演かと思ってたら、今年、2日限定で演ってたらしいです。

​でもなぁ。凄く良いミュージカルなんで日本でもがっつり演って欲しいんですがね。「骨折したギブスに親友にまずはメッセージ入れてもらう」って言うアメリカの習慣がドラマの発端なので、日本には浸透しにくいのかなぁ…。東宝さん。ホリプロさん。持って来ませんかw?カッキ―の音域や雰囲気にEvanぴったりな気がするんだけどな.

旅も後半になると、疲れも出て来て(…ってか従来のエンタメ優先、食事二の次って言う私のテキトー精神が出て来たのかも。(;^ω^))夕食は、ホールフーズで買い出して済ませて…私はラスト「Sleep No More」。

最後良ければ全て良し…じゃないですけどw。

本当に印象的なラストでした。

ラストの部分だけは言いたいので、ちょっとネタバレしちゃいますけどw。

疲れもあったし、1ループ目~2ループ目で目的はほぼ果たしていたので、3ループ目はかなりいい加減な観方をしてたんですが、あるキャラクターと目が合って手をとられたんです。「やった!1:1?(Sleep No Moreにはファンの間では1:1って呼ばれてる特別なイベントがあります。狭い部屋で演じられることが多いんですが、お客が一人の限定パフォーマンスでお土産もらえたりしますw。)」…とか思ったんですけど、このキャラクターってこのタイミングで1:1あったっけか……って勘ぐっていたら…

「あぁ…公開処刑か…」

これは私「だけ」がそう呼んでるんですがw、ラストだけにある演出で(これ、良く出来てるな…って

思うんですが、場内各所にゲストと演者は散らばってるわけで。これを「終演」させなければいけないわけですよ。なので一か所に集めるしかけがあるんです。)一人だけ選ばれて、彼女(彼)を強引にラストシーンへ連れて行く…って言う演出があるんですね。キャラクターが手を引いて走り出すので、他のお客もついてゆく。そしてあるシーンを観る。

1・2ループ目とほぼ同じシーンなんですが、ラストだけちょっと違う。ちょっと違うのはもう何回も観てるので知っていたんですが、私、最前列で観たこと無かったので、結構違うっての知らなかったんです。 手をとられてある部屋に駆け込み、彼と一緒に観慣れたシーンを観てたらぐいっと手を引かれて前の方へ連れて行かれたんです。私、背が低いので「あら。前の方に連れて行ってくれるのかしら…優しい…」とか勝手に思ってたら違ったwww。

そのキャラクター、やらなきゃいけないことがあったので私も一緒に連れて行かれただけでしたw。何人かでこの演出やるんですが、こんなことやってるってのは初めて知りました。

自分の使命を終えてw、彼は私の後ろへ。優しく肩に手を置いてくれて続きを観劇w。

え?彼の手、すんごい力入ってるんですけど。ぎゅーって感じで掴まれる。

ほえぇぇ…ちょっと痛い位。

バタン!(真っ暗)…と同時に彼の手の力が抜ける。

めちゃくちゃ何回も観たシーンだったんですが、彼のこの演技(?)で今までと違ったシーンに観えました。彼だけの演技だと思います。実は前日?前々日?あるキャラクターとこの「ある部屋に連れて行かれて一緒にこのシーンを観る」って言うイベはやったんですが、その人はこんなことやらなかった。

リピーターを呼ぶしかけがたくさんある「Sleep No More」なんですが、こういうの味わっちゃうとまた来たいなぁ…って思っちゃうじゃないですか。同じシーンを観てるのに違う体験出来るとか。普通の芝居には無い感覚。そして私はまた沼へ突き落されるわけですw。

ちなみに公開処刑って私が呼んでる訳はですね。この後、キャラクターは「Mandelay Bar」へお客を連れて行くんです。(これも退出を促す一つの演出だと思います。終演したのは良いけど、ほんとに終わったかどうかカーテンコールがあるわけでもないので、お客は解らないでその場へ留まってしまうわけで。なのでキャラクターがバーへ動くことで彼の後を追うお客が出ることを期待しているのかと…)そして、バーの壁へ壁ドン。

この時、横一列に他のキャラクターに連れられたお客が並んでて。マスクとられて、他の人が見てる面前でキスされるw。(*ノωノ) ←これが公開処刑w。

キスされるって言う演出、ある時と無い時があって前日連れて来てくれたキャラにはキスされませんでした。年末一緒に「Sleep No More」に行った友人も同じ演出受けたらしいんですが「キスはされなかった」って言ってたので、無くなったかと思ってたんですが…

今回のキャラクターは優しいキスをしてくれました。きゃーーーーw!

実は昨夜来た時、ショップでお土産にトランプを買ったんですがトランプを買う時「トランプ」って和製英語だって知らなくてですねw。「トランプちょうだい」「トランプって何?」みたいな会話になり、売り子の男の子と仲良くなったんです。その子、今日もシフトに入ってたらしく入場の時、チェックインカウンターで名前をチェックする子でした。

「今日がラストの観劇なんだー…」って言ってたんですが、ラスト、またショップでその子と会えて。「ウェルカムバック!ショーはどうだったー?」「最高だったよー!(泣きそう)」「また来てねー!」「うん。また絶対に来るよー!」

…そんな会話がありました。

もうね。いろいろ最高。また来る。絶対!

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